リビングにキッズスペースを作るときに気を付けるポイント
- リノベーションの基礎知識
家事や仕事をしながら子育てをするときに重宝するのが「キッズスペース」です。
自宅にキッズスペースを作りたいときはどのようなことに気を付ければいいのでしょう。
また、キッズスペースはどうやって作ればいいのでしょうか。
キッズスペースの作り方から気を付けるポイントまで解説します。
キッズスペースとは?
商業施設やお店などで子供が遊ぶスペースを見たことはありませんか。
親が買い物や店員への相談などをしておくときに子供が遊べるスペースを作っているお店や会社は少なくありません。
子供が待ち時間に過ごすスペースのことをキッズスペースといいます。
大人は待合室で雑誌などを読んで待てますが、子供は「とにかく遊びたい」と動き回るケースがあります。
だからこそお店などはスペースを子供用に区切っておもちゃなどを置き、子供用のスペースを作っているのです。
子供と親が両方安心かつ快適に過ごせるようにという配慮になります。
このキッズスペースは自宅にも作ることも可能です。
キッズスペースを作るメリット
自宅にキッズスペースを作ることには3つのメリットがあります。
- 新型コロナの影響などで在宅ワークをするときに便利
- 子供が楽しく時間を過ごせる場所ができる
- 子供のプライベート空間を作れる
育児をしながら在宅ワークをしているときに「子供が動き回って大変」という話を耳にすることはありませんか。
キッズスペースを作ることで子供はそのスペース内で遊ぶようになりますので、結果的に育児の負担が減ります。
仕事中に子供が目の届かないところに行くことも防止可能です。
キッズルームは子供にとってもメリットがあります。
キッズスペースは子供の場所ですから、おもちゃなどを置くことにより子供が楽しく過ごせるのです。
子供部屋がない場合はキッズスペースを子供のプライベート空間にできるというメリットもあります。
キッズスペースの3つの作り方
キッズスペースには3つの作り方があります。
どの方法も簡単で、今日からさっそく実践できる方法です。
家具で仕切ってキッズスペースを作る
ひとつ目のキッズスペース作成方法は「家具で仕切って子供用のスペースを作る」という方法です。
たとえば背の低い衝立やソファなどを使って部屋の中の一部を仕切ってしまい、そのスペースをキッズスペースとして活用します。
自宅にある家具などの配置を変えたり、衝立などを購入したりするなど、いろいろなやり方が考えられるはずです。
カーテンで仕切ってキッズスペースを作る
カーテンで室内の一画を仕切ってキッズスペースを作る方法もあります。
カーテンのレールを取り付けるなどの方法でキッズスペースを作成するという流れです。
カーテンでキッズスペースを作ると部屋のようになります。
ある程度の年齢の子供にこの方法でキッズスペースを作ってあげると「自分の部屋ができたようだ」と喜ぶはずです。
ラグやマットでキッズスペースを作る
キッズスペースを作る方法にはラグやマットを活用する方法もあります。
方法はいたって簡単です。
キッズスペースにしたい場所にラグやマットを敷くだけです。
ラグの中には知育系のものもありますので、ラグ選びによってはラグ自体が子供のおもちゃになるという特徴があります。
ラグやマットでキッズスペースを作った場合は、ラグを別の場所に敷き直すことでスペースも簡単に移動可能です。
イブルマットはインスタグラムでも人気で、目にしたことがある人も多いかもしれません。
洗濯も簡単にできておしゃれなマットもあり、選ぶ楽しみもあるのも良いですね。
キッズスペースを作るときのポイント
キッズスペースを作るときに意識したいポイントはふたつあります。
キッズスペースの収納は何を片付けるか考えて選ぶ
キッズスペース内には子供用のおもちゃなどを置きます。
キッズスペースに置くおもちゃなどは出しっぱなしではなく、来客などに合わせて片付けたいものです。
片付ける場合やはり問題になるのは収納になります。
キッズスペース用の収納として限定することも可能です。
子供の保育園の道具やお出かけグッズなども合わせて収納できるようにと考えて準備する方法もあります。
子供の物全般をキッズスペースの収納に片付けられれば部屋全体がすっきりします。
収納を準備する際は「どのような物を片付けるか」を考えて選ぶと重宝するはずです。
収納を選ぶ場合は子供の好みを優先する方法もひとつ。
この他には、部屋のテイストに合わせるという方法もあります。
キッズスペースのラグやマットも考えて選ぶ
すでにお話ししましたが、ラグやマットの中には知育系のものもあります。
たとえばラグに道路が印刷されていたり、地図が印刷されていたりするなど、いろいろなタイプがあるのです。
たとえば子供がおもちゃの車で遊ぶのが好きなら、道路がプリントされているラグを敷いて「スペース兼おもちゃ」として使う方法もあります。
ラグやマットは子供を転倒の怪我から守るものであり、スペースを仕切るものでもあります。
ラグやマットの選び方によってはさらにラグやマットがおもちゃなどの役割を担ってくれますので、選び方にこだわってみてはいかがでしょう。
キッズスペースを作ったときに気を付けるポイント
キッズスペースを作ったときに気を付けるポイントは3つあります。
ラグやマットでキッズスペースを作る場合は転倒防止なども重視
キッズスペース作成をラグやマットで行う場合は柄やデザインの他に機能性も重視したいものです。
走り回る子供の場合はキッズスペース内で動き回った結果、転倒などで怪我をする可能性もあります。
ラグやマットの中には滑りやすいものもあるため、子供の性格や遊び方などを考慮して選ぶよう注意が必要です。
せっかくのキッズスペースですから、親子共に安全かつ安心して使いたいですね。
キッズスペースの仕切りに背の高い家具を使うときは注意
キッズスペースの仕切りに家具や衝立を使う場合は注意したいポイントがあります。
背の高い家具や衝立を使うと「転倒」と「視界が遮られる」というふたつのリスクがあるのです。
たとえばキッズスペースの仕切りに縦長の棚を使いました。
スペース自体はしっかり区切れますが、子供が走り回ったりすると家具が倒れてしまうリスクがあります。
急な地震なども可能性としてはあり得ますので、家具や衝立などを使うときは転倒リスクについても考えることが重要です。
また、背の高い家具や衝立などをキッズスペースに使う場合は親の視界が遮られるというリスクもあります。
自宅で仕事や家事をしながら育児をする場合、頻繁に子供の様子をうかがうのではないでしょうか。
視線が遮られないような仕切りをすると子供の様子が一目でわかりますが、視界が遮られる場合はわざわざ側まで行って様子を見なければいけません。
仕事や家事をしながら育児をする親にとって負担が増す可能性があります。
カーテンでキッズスペースを作る場合も同じことがいえますので注意してください。
キッズスペースを作ったときは年齢によって子供の意見も取り入れる
キッズスペースを使う子供の意見をふまえてカスタマイズしてみてはいかがでしょう。
たとえば保育園に通っているときに作ったキッズスペースがあったとします。
子供が小学校になり、より好みがはっきりしてきました。
子供の年齢や好みに合わせて作成後のキッズスペースをカスタマイズすれば、子供にとってさらに居心地の良いスペースになるはずです。
まとめ
キッズスペースの作成方法や気を付けるポイントについて解説しました。
キッズスペースは子供の場所です。
だからこそ子供の居心地も考えて作成したいもの。
キッズスペースは住居や生活の一部ですから、親のニーズや使いやすさも重要です。
親子双方のニーズや好みを上手く取り入れることができれば、親にとっても子供にとってもお気に入りのスペースになることでしょう。