リフォーム中は仮住まい?住みながら?メリット・デメリットを紹介
- リノベーションの基礎知識
リフォーム中は仮住まいを探すべきか。
それとも、自宅に住みながらリフォームすべきか。
リフォームのときの代表的なお悩みの一つに「仮住まいか自宅に住みながらリフォームするか」という問題があります。
自宅をリフォームするときはどちらがいいのでしょうか。
この記事では、家に住みながらリフォームするケースと仮住まいに住んでリフォームするケース、それぞれのメリットとデメリットを解説します。
また、ふたつのケースそれぞれの注意点についても取り上げます。
リフォーム施行中は「仮住まい」すべきか「住みながら」すべきか
リフォーム施行中の住まいにはふたつのケースがあります。
ひとつは自宅に住み続けるケースです。
自宅に住み続けるケースでは仮住まいを用意せず、自宅に住んでいる状態でリフォーム施行を進めることになります。
この他に仮住まいを用意し、リフォーム中は仮住まいで生活するという方法があります。
リフォーム時の住居で悩んでいる場合は、ふたつの方法のメリットとデメリットを比較して決めてはいかがでしょう。
それぞれの方法のメリットとデメリットを順番に説明します。
家に住みながらリフォーム施行するメリット
まずはリフォームする家そのものに住みながらリフォームを進めるメリットです。
メリット①仮住まい用の費用がかからない
リフォームのときに仮住まいを用意すると、どうしても費用がかかります。
賃貸住宅を借りれば家賃などが発生しますし、引っ越し費用も必要になることでしょう。
リフォームのときもそのまま自宅に住んでいれば、仮住まいの家賃や引っ越し費用といった金銭的な負担がなくなります。
リフォーム時に自宅に住み続けることは、金銭的な負担の面でメリットがあるのです。
メリット②自宅なので生活環境が変わらない
リフォーム時も自宅に住み続ければ生活環境は変わりません。
仮住まいの場所によっては会社や学校から遠くなってしまって出勤や通学の時間が早くなってしまうなど、これまでと生活リズムや生活環境が変わってしまう可能性があるのです。
リフォーム時も自宅に住み続ければ、生活環境や生活リズムが変わらないというメリットがあります。
メリット③リフォームの様子を確認できて安心
リフォーム中は「作業はどこまで進んでいるのかな」「作業の様子を見たいな」と思うのではないでしょうか。
自宅に住み続けてリフォームすれば自然とリフォームの進捗状況や様子を確認できます。
リフォーム会社側とも密にコミュニケーションを取れるというメリットがあるのです。
家に住みながらリフォーム施行するデメリット
家に住みながらリフォーム施行するデメリットは何でしょうか。
今度はデメリットについて見てみましょう。
デメリット①音や振動が賑やかで困ってしまう
リフォーム中はどうしても施工による音や振動があります。
さすがに夜間はリフォームの施工はありません。
しかし、日中はどうしても音や振動が気になってしまうことでしょう。
家族に夜勤の人がいるとストレスがたまってしまうかもしれません。
リフォーム中は自宅に業者が出入りするため、気をつかうというデメリットもあります。
デメリット②家の中がゴミっぽく感じられる
リフォーム中は施工の関係上、家の中がゴミっぽく感じられるというデメリットがあります。
リフォームの場所やリフォームに使う資材などにもよりますが、木の粉やホコリ、塗料の臭いなどが気になる人もいるようです。
ダスト系に弱い人や鼻が敏感な人は、事前にデメリットについてよく検討しておくべきかもしれません。
デメリット③簡易トイレなどが必要になる可能性あり
リフォームの場所がトイレやお風呂だった場合は、リフォーム施行中はトイレやお風呂が使えなくなってしまうため注意が必要です。
トイレをリフォームしている間は簡易トイレなどを準備する必要があるため、リフォーム会社とよく相談しておきましょう。
キッチンなどをリフォームしていると、当然ですが料理もできません。
リフォーム個所による生活への制限が生まれるというデメリットがあります。
仮住まいに住んでリフォーム施行するメリット
仮住まいに住んでリフォームを進めることにも3つのメリットがあります。
メリット①リフォームの音や振動が気にならない
仮住まいに住んでいればリフォーム施行の音や振動を気にする必要はありません。
リフォームは基本的に日中におこなわれますが、やはり音や振動は気になるものです。
家族の夜勤の人などがいても、仮住まいで生活すればストレスなく眠れるなどのメリットがあるのです。
メリット②リフォーム業者に気をつかわなくて済む
リフォーム施行中はリフォーム業者が頻繁に自宅に出入りします。
自宅に住んでいると「業者に気をつかってしまう」というケースが少なくありません。
仮住まいに異動すればリフォーム業者の出入りに気をつかわなくて済むというメリットがあります。
メリット③トイレやキッチンなどの利用を制限されない
リフォーム施行中に自宅に住んでいると、どうしてもリフォームの関係で設備や部屋の使用を制限されることがあるのです。
仮住まいに住めばトイレやキッチンなどのリフォーム中も利用を制限されることはなく、生活に不便さを感じることもないというメリットがあります。
仮住まいに住んでリフォーム施行するデメリット
仮住まいに住んでリフォーム施行するデメリットも3つです。
デメリット①仮住まいの賃料など費用がかかる
仮住まいを準備することと費用の発生は切っても切れない関係にあります。
仮住まいを準備するためには賃料などの費用がかかるというデメリットがあるのです。
仮住まいの賃料だけでなく引っ越し費用や、引っ越し先である仮住まいの生活を整える費用などが必要になります。
デメリット②仮住まいに引っ越しをする手間や労力がある
引っ越しはどうしても手間と労力がかかります。
家をリフォームするという前向きな理由があったとしても、時間を作って引っ越しをすることは大変です。
自宅に住みながらリフォームすれば引っ越しの時間や労力は不要になるわけですから、これは仮住まいのデメリットといえるでしょう。
デメリット③生活環境が変化してしまう
仮住まいが家の近くならいいのですが、中にはリフォームする家の近くに仮住まいを用意できないケースもあります。
仮住まいが現住居から離れてしまうと、どうしても生活リズムや生活環境が変わってしまうのです。
生活環境の変化が苦手ない人や高齢者などにとっては大きなデメリットやストレスになる可能性があります。
家に住みながらリフォームするときに注意したいポイント
家に住みながらリフォームするときの注意点は、リフォームの規模をよく考えることです。
リフォームは設備だけの場合もありますし、一室だけの場合もあります。
一室だけのリフォームなどは家に住みながらおこなっても差し支えないかもしれません。
しかし、フルリフォームの場合は家に住みながらおこなうことが難しい可能性があります。
仮に可能でも、居住に不便を感じることもあるはずです。
家に住みながらリフォームする場合は、リフォーム規模についても考えたうえで決めることが重要になります。
仮住まいでリフォームするときに注意したいポイント
仮住まいでリフォームする場合は、必ずしも賃貸に住む必要はありません。
賃貸以外にもホテルや親族の家など仮住まいの候補はあるはずです。
リフォーム施行期間に応じて住む場所を決めることが重要になります。
仮住まいを賃貸にする場合も、短期賃貸という選択肢もあるのです。
いろいろな仮住まいを比較して決めましょう。
まとめ
リフォーム施行のときは「自宅に住む方法」と「仮住まいに住む方法」のふたつがあります。
どちらがより良いかはケースや考え方によります。
ふたつのメリットとデメリットをよく比較して決めることが重要です。
悩んだときはリフォーム業者にも相談してみてはいかがでしょう。