お風呂のドアの劣化が気になる方に!交換方法とタイミングをご紹介!
- リノベーションの基礎知識
一日働いて疲れて帰ってきた心と身体を癒してくれるのは、やっぱりお風呂ですよね。
温かい湯舟にゆったりと浸かっていると、一日の疲れも吹き飛びリラックスできます。
その日一日をリセットして明日への英気を養うために大切なお風呂ですが、そのお風呂に不具合があればリラックスできませんよね。
お風呂は湿気も多く、水や洗剤などが飛び散ったりすることにより、家のなかでも劣化が早まりやすい条件がそろっている場所です。
特にお風呂のドアは、気がついたらカビがたくさん発生していた!パッキンが劣化していた!なんてことがよくあります。
お家のなかでも一番リラックスできる空間であるお風呂を守りましょう!
今回は、お風呂のドアの劣化が気になるという方のために、交換方法とタイミングについてご紹介いたします。
お風呂のドアの種類についてもご紹介しますので、快適なバスタイムを守るためにもぜひご参考になさってください。
お風呂のドアの交換のタイミングは?いつ交換するのがベスト?
お風呂のドアは、お家のなかでも使用頻度が高く劣化が早い箇所の一つです。
ご家族が多ければ、その分使用頻度も高くなりますし、湿気が高いのでカビも生えやすく、おまけに水やシャンプー、石鹸などが飛び散ってパッキンも劣化しやすい環境に日々さらされています。
お風呂のドアが壊れてしまっていたら即交換!ということになるのでしょうが、まだ壊れてはいないけど劣化が気になる、そろそろ壊れるのではないかとドキドキしながら毎日を過ごしていたら、お風呂でのリラックスタイムを満喫できませんよね。
そもそもお風呂のドアはどのぐらいもつものなのでしょうか。
お風呂のドアの耐久年数は?
国土交通省によると、浴室設備の期待耐久年数は、15年から25年とされています。
乱暴にドアを開け閉めしていればその分耐久年数も短くなりますが、毎日丁寧に扱い、お手入れを怠っていなければ耐久年数は伸びるでしょう。
それぞれのお宅での使用する頻度や環境にもよりますが、ぜひ目安にしてみてください。
お風呂のドアは、壊れて閉まらなくなってしまうと浴室外に水があふれるなど、生活に支障をきたしてしまいます。
完全に壊れてしまう前に早めに対処することをおすすめします。
お風呂のドアの交換の目安は?
壊れてしまう前に交換することがベストだとは思うけど、壊れる前に交換時期を計るのは、なかなかタイミングが難しいと感じている方も多いことでしょう。
そのような方のために交換時期の目安をご紹介いたします。
以下に挙げたような症状がみられる場合は、そろそろ交換した方がよさそうです。
- パッキンが外れたり、ヒビが入ったりしている
- ドアを折りたたむための蝶番が壊れている
- どこからか水漏れがしている
- 掃除がしにくい扉の隙間にカビが大量に発生している
- ドアの開閉がしにくくなっている
これらのいずれかの項目に当てはまる方は、要注意です。
そろそろ交換することをおすすめします。
お風呂のドアの交換方法
お風呂のドアを交換したいけど、業者に頼むと出費が痛いので、自分でやってみよう!と思った方もいらっしゃるかもしれません。
お風呂のドアの交換は、DIYでもできなくはありませんが、素人にはかなり難易度が高いといえます。
リフォーム業者などに依頼するのをおすすめします。
「でもリフォーム業者にお願いすると料金が心配!」という方のために、リフォーム業者に依頼した場合、どのような工事を行ない、いくらぐらい費用がかかるのかをご紹介いたします。
業者によって多少値段は前後すると思いますが、一応の目安としてご参考になさってください。
ドアの交換は、カバー工法がおすすめ
お風呂のドアを交換するときの多くは、カバー工法という方法が一般的に用いられます。
カバー工法とは、古いドア枠に新しいドア枠を取り付ける方法です。
一日でリフォーム工事が終わるので、すぐに浴室を使用することができます。
また、費用も少なくてすみます。
古いドア枠に新しいドア枠を取り付けるので、古いドア枠は見えなくなり、新品同様に仕上がりになるのがメリットです。
このほかドアだけを交換するという方法もありますが、カバー工法とあまり料金が変わらないうえに、ドアだけの交換になると古いドア枠は隠れないので古さは感じてしまいます。
断然カバー工法がおすすめです。
カバー工法の費用は?いくらぐらい必要?
カバー工法の場合、中折れドアや開き戸の場合は、7万円程度、引き戸タイプの場合には10万円程度かかります。
ドア枠まで変えるとなると、その分工賃がプラスになるので、4~5万円ぐらい余分に費用がかかってきます。
一方、カバー工法ではなくドアの交換のみであれば、かかる費用は7~8万円です。
カバー工法と料金的にはほとんど変わりありませんので、個人的には見た目が新品同様になるカバー工法をおすすめします。
お風呂のドアの種類
お風呂のドアには大きく分けて3つの種類があります。
浴室環境によって設置できない場合もありますが、ここではそれぞれのドアのメリットデメリットをご紹介いたしますので、ご参考になさってください。
折れ戸
ドアを開けたときに、びょうぶ状に折れてドアが開くタイプです。
ドアの前後にスペースが必要になりますが、開き戸に比べるとスペースは少なくてすむので、狭い浴室でも設置可能です。
中折れする部分が故障しやすく、汚れがたまりやすく掃除が大変というデメリットがありますが、扉の開け閉めにスペースを使用しないので、万が一浴室で家族が倒れたときに開閉できなくなるというリスクが軽減できます。
開き戸
部屋のドアによく使用されているタイプのドアです。
奥もしくは手前にドアが開くので、その分スペースが必要になります。
ドアが浴室内に開く場合には、浴室でご家族が倒れた場合に、ドアを開けることが困難になる可能性がありますので、ドアが開く方向には注意が必要です。
ただし、シンプルな構造なので掃除がしやすいのはメリットといえるでしょう。
引き戸
扉を横にスライドするタイプです。
前後のスペースは必要ないので狭いスペースにも対応可能です。
折り戸や開き戸より工事に手間がかかること、引き戸のレール部分に汚れがたまりやすいこと、こまめにレールを掃除しないと開閉することができなる可能性があることがデメリットといえます。
ご家族が浴室で倒れても、ドアをスムーズに開けることができるので高齢の方がいるご家庭などには安心です。
まとめ
お風呂のドアを交換するといってもさまざまな選択肢があることがお分かりになったと思います。
まずは、今お使いのお風呂のドアが劣化していないかどうかをご覧いただき、気になる箇所がある場合は、業者に頼むかご自身でDIYされるかをお選びください。
「業者に頼むといくらかかるか不安!」という方は、最近では無料でお見積りしていただけるところがほとんどなので、一度見積もりを依頼してみるのもいいかもしれません。
ご自身でDIYされる場合は、かなり難しいと覚悟しておいてくださいね。
ドア交換をすると決めたら、次は、取り付けるドア選びです。
ご家族に高齢の方がいらっしゃる場合は、万一浴室で倒れたときのことを考えて、折れ戸か引き戸にすることをおすすめします。
浴室や脱衣場のスペースの問題もあるので、ご希望どおりのドアが取り付けできるかどうかは分かりませんのでよく業者と相談してみてくださいね。
一日の疲れを癒すお風呂は、清潔できれいな方がいいですよね。
また家族の安全を確保できるようなお風呂が理想です。
そのためにもお風呂のドアの劣化が気になったら、ぜひお風呂のドアの交換を検討してみてください。
プチリフォームであなたとご家族の快適なお風呂ライフが手に入れることができます。
浴室が充実すれば、暮らしも充実しますよ。