マンションのリノベーション工事は、近隣承認が必要?

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マンションのリノベーション工事は、近隣承認が必要?| 【LUARCH(ルアーチ)】伊丹のリフォーム・リノベーション

マンションのリノベーション工事をお考えの皆さま。
近隣住民の承認が必要なのはご存知でしょうか?
「そもそも近隣住民の承認がいるなんて知らなかった!」という方も多いのではないでしょうか?
ここでは、マンションのリノベーション工事の際に必要な近隣承認についてご説明いたします。

近隣承認とは?

近隣承認とは、マンションのリノベーション工事の際に、近隣住民の方へ工事内容を説明し、理解と協力を得た旨を証明する工事承諾の意思確認を行なう行為で、承認書をもって近隣住民から承諾を得たという証明になります。
マンションによっては、この近隣承認書がなければ、工事に着手できないという管理規約があるところもあります。

近年、ライフスタイルの多様化により、お宅を訪問してもなかなか会えず、近隣承認がなかなか得られないため、着工予定日に工事が始められないというケースもあります。
ここでは、そのようなことがないよう、近隣承認についての知識を深め、スムーズに近隣承認が取得できるコツを伝授いたします。

近隣承認が必要な理由とは?

そもそも、近隣承認が必要な理由とは?
近隣承認が必要なマンションと不要なマンションがあるのはなぜでしょうか?

管理規約により近隣承認が必要なマンションは、以下のような理由で必要としている可能性があります。

  1. ①過去に、リノベーション工事における近隣トラブルがあった
  2. ②事前に近隣トラブルを防ぐ目的
  3. ③マンション管理を管理組合以外が行なっている場合
  4. ④過去に上階による生活騒音などの苦情が発生した経緯があり、遮音性のある床材の使用を徹底するため

近隣承認の種類について

近隣承認に関する書類は、マンションによっても名称が異なるものの、大きくは2つの種類に分けられます。

  1. ①占有部工事の近隣承認書
  2. ②フローリング工事の近隣承認書

①は、占有部分工事全体に関する承認書であるのに対し、②は、遮音等級の規約を守った床材工事であることが前提での承認書です。

上記において気を付けなければならないのは、提出時期です。
A)工事申請書類とともに近隣承認が必要な場合
B)工事申請を提出した後から着工前までに近隣承認を集める場合があります。

A)は、近隣の方の承認署名が集まらないと工事申請ができない規定になって
いる場合です。
工事申請が着工の1か月前に規定されているマンションなどで見られるのは、B)のパターンです。
マンションによって、管理組合の工事許可が下りてから近隣承認に回って欲しいと言われることがあります。
この場合は、どのタイミングで承認にお願いに行けばよいのかしっかりと確認をしておきましょう。

近隣承認書提出の流れ

近隣承認書提出の流れは、以下のとおりです。

①工事申請時期と近隣承認書類の提出時期を確認
まずはそれぞれの時期を確認し、余裕をもって予定を立てましょう。
②工事説明のための書類の準備
工事の説明の際には、以下の書類があれば便利です。
・工事のお知らせ(工事内容・時期・連絡先)
・工程表
・ご挨拶の品(タオルなど)
・ボールペン(その場で署名していただけるように用意しておく)
・予備の近隣承認書(書き損じた場合に備えて)
③訪問
好感のもてる服装で訪問し、誠意をもって丁寧に説明しましょう。
不在だった場合には、訪問した旨と承諾依頼を記載したものを投函しておきます。
④不在だった住戸への再訪問
前回訪問した曜日や時間帯をずらして訪問すると良いでしょう。
再度訪問しても不在だった場合は、管理人などに在宅の確立が高い時間帯などを聞いてみるのもおすすめです。
3回目の訪問でも不在だった場合には、管理人や管理会社の担当者などに相談してみましょう。
近隣承諾依頼書&承諾書を投函したうえで、署名していただいた近隣承諾書を管理人室へ投函してもらうという方法の提案などをしてみるのも良いでしょう。
⑤管理規約に則って提出

近隣承認をスムーズにもらうコツ

近隣承認をスムーズにもらうコツは、近隣住民との関係構築です。
昨今、マンションの場合は特に近所づきあいもあまりなく、近隣住民との関係が希薄であることが多いですよね。
日頃から、近隣住民とは極力トラブルを起こさないよう気を付けるとともに、顔を合わせた際には、気持ちの良い挨拶をするなどといった日頃からの関係づくりが重要です。

ここまでご紹介した近隣承認に関してご説明してまいりましたが、実は、近隣承認に関しては工事業者が行なうことが多いです。
「それなら業者に任せておけばいいか」と思われるかもしれませんが、可能であれば、施主本人が同行することにより、円滑に回収が進むことが多いのです。
訪問先の近隣住民も、施主本人が顔を出すことにより、親近感が沸くとともに、こちらの誠意も伝わります。
これにより、工事に対しても温かく見守ってくれるようになります。

まとめ

近隣承認とは、工事住居に隣り合う住人から工事承諾の署名をもらうことです。
ほとんどの場合、工事業者が承認を取ってくれますが、施主本人も積極的に関わることで、スムーズに工事着手することができます。
近隣承認が必要な場合には、工事申請の期限の2週間前以上には、承諾のための訪問をスタートさせるなど、早い段階からの準備をおすすめします。
近隣承認がスムーズにいけば、着工も問題なく進み、幸先の良いスタートが切れます。
業者任せにせずに、積極的に関わることでスムーズに工事に取り掛かることができます。

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