ダクトレール照明のおしゃれな活用アイデア!天井インテリアを上手に活用するポイント
- リノベーションの基礎知識
照明を便利に使えるアイテムが「ダクトレール」です。
ダクトレールを使った照明、あるいはダクトレールに使える照明が「ダクトレール照明」になります。
ダクトレールの使い方次第で、生活空間に照明をおしゃれに活かすことが可能です。
- ダクトレール照明とは
- ダクトレール照明のメリットとデメリット
- ダクトレール照明のおしゃれな使い方や注意点
ダクトレール照明をおしゃれに活かすための基礎知識を解説します。
インテリア「ダクトレール照明」とは
ダクトレールとは「照明を下げるレール」のことです。
ダクトレールには照明を取りつけ、ダクトレールの好きな位置へと自由に動かせます。
カーテンレールを想像するとわかりやすいかもしれません。
カーテンレールにはカーテンを取りつけて、カーテンを開いたり閉めたりと、自由に動かして使います。
ダクトレールも似ていて、照明を自由に動かせるというわけです。
ダクトレールには照明をひとつ取りつけるケースもあれば、複数取りつけるケースもあります。
ダクトレールに対応している照明、またはダクトレールに取りつけている照明のことを「ダクトレール照明」といいます。
ダクトレール照明の種類
ダクトレールで使うには、その照明がダクトレールに対応している必要があります。
ダクトレール対応照明の規格は「ライティングダクト(JIS C8366)」となっており、ダクトレール照明の規格になっていれば、メーカー違いや種類違いでも利用可能です。
ダクトレール対応照明の代表的な2種類を見てみましょう。
スポットライト
舞台や絵などの展示会でよく見かける照明「スポットライト」。スポットライトは代表的なダクトレール照明です。
スポットライトは他の調度を邪魔しないシンプルなデザインのものが多く、スタイリッシュな部屋からモダンな部屋まで、いろいろなタイプの部屋にマッチするところが特徴になります。
ペンダントライト
「ペンダントライト」は、非常に種類豊富な照明です。アクセサリーのペンダントのようなティアドロップ型や、ころりとした丸形、透明な水晶玉のような見た目で中に植物などを飾れるポッド型などもあります。
ペンダントライトにはいろいろなタイプがあるので、部屋の調度に合わせて使い分け可能です。お店やオフィスなどに使うこともあります。
ダクトレール照明のメリットとデメリット
物を使う上でメリットとデメリットは重要になります。
メリットやデメリットを知ることで、よりおしゃれな活用方法も見えてくるはずです。
ダクトレール照明のメリット
ダクトレール照明には4つのメリットがあります。
ダクトレール照明の4つのメリットをチェックしてみましょう。
メリット①ダクトレール照明はおしゃれさが魅力
ダクトレール照明の最大の魅力は「おしゃれさ」です。
ダクトレール照明にはいろいろなデザインタイプがあり、ダクトレール用のフックなども販売されています。
フックと部屋、調度、ダクトレール照明などの組み合わせにより、おしゃれさを追求できるところも魅力です。
ダクトレール照明に雑貨を組み合わせたり、ダクトレール照明の種類で空間を演出したりと、自分流の使い方探しをするのも楽しいことでしょう。
固定タイプの照明にはない、ダクトレール照明ならではの魅力です。
メリット②ダクトレール照明は自由度も高い
ダクトレール照明は自由度の高さが魅力です。
ダクトレール照明は、ダクトレールを取りつけできる場所なら自由に使えます。
部屋の「ここに使いたい」という位置で使えるのは、固定の照明にはない魅力ではないでしょうか。
ダクトレール照明はダクトレール上で動かせますから、微妙な位置調整もできます。ピンポイントの位置で使いたいときに便利です。
メリット③ダクトレール照明は室内の明るさ調節が便利
ダクトレール照明は、ダクトレールにつけられる総重量やワット数内で好きに照明数を変えられます。
たとえば重量やワット数から10個ほどダクトレール照明をつけられる場合、1個でもかまいませんし、10個でもいいわけです。
ダクトレール照明の数を変えることで、室内の明るさや雰囲気なども気軽に調節できます。
メリット④ダクトレール照明は交換も楽々
ダクトレール照明は照明を自由につけ外しできるため、照明そのものの交換も楽々です。
固定の照明には交換が面倒なものも少なくありませんが、ダクトレール照明はもとから「つけ外しする」ことを想定しているため、照明の交換も簡単にできるようになっています。掃除やお手入れをするときも便利です。
ダクトレール照明のデメリット
ダクトレール照明には3つのデメリットがあります。
デメリット①ダクトレールのデザインが少ない
ダクトレール照明の方は種類豊富ですが、ダクトレール自体の種類はあまりありません。
ダクトレールはシンプルな、まさにレールという感じのデザインばかりで、色は黒や灰色、白などが主流です。
ダクトレールの種類が少ないため、部屋に合わせてレールを選ぶことが難しいというデメリットがあります。
デメリット②ダクトレールが目立って気になる
ダクトレール照明を使うためには、ダクトレールの設置が必須です。
ダクトレールの馴染む部屋ならいいのですが、部屋のタイプや雰囲気によってはダクトレールが馴染まず、浮いてしまうことがあります。浮いてしまった結果、ダクトレールが想像以上に目立ってしまう可能性もあるのです。
部屋の調度や雰囲気にこだわりたい人にとって、ダクトレールの設置がデメリットになることがあります。
デメリット③ダクトレール照明が熱く感じられる
ダクトレールを設置する高さによっては、照明のせいで熱さを感じることがあります。
たとえば、ダクトレールを自分の身長より少し上に設置したとします。頭のすぐ上で照明が輝いているわけですから、まぶしさや熱を感じることでしょう。
インテリアを取ると、低い位置に設置した方がいい。利用中の熱さなどを考えると、もっと高所に設置した方がいい。
このように、実用性とインテリア、安全性などが衝突することがあります。インテリア性能だけ考えず、安全性なども考えて使う必要があるのです。
ダクトレール照明のおしゃれなアイデア
ダクトレール照明をおしゃれに使いこなすために、実際の活用事例を見てみましょう。
ダイニングでの活用事例
ダイニングは家の中でもよくダクトレール照明が使われる部屋になっています。
ダイニングにはいろいろな家具を置きますので、家具や雰囲気に合わせやすいダクトレールは好まれるのです。
ダイニングにペンダントライトタイプのダクトレール照明を使えば、部屋の広さや雰囲気に合わせて数やデザインを調整可能です。
ペンダントライトは種類が豊富なので、イベントや季節に合わせて交換しても面白いかもしれません。
キッチンでの活用事例
キッチンも、家の中でよくダクトレール照明が使われる場所になっています。
キッチンにカウンターがあれば、カウンターをおしゃれに演出する場合にダクトレール照明が便利です。
ペンダントライトタイプのダクトレール照明をつけて、お酒や料理の雰囲気を出してはいかがでしょう。
料理が好きな人は、まな板を使う位置などに合わせてダクトレール照明を設置するのもおすすめです。手元をピンポイントで照らせるため、料理しやすくなります。
ダクトレール照明を活用するときの注意点
ダクトレール照明を使うときに注意したいポイントは、「重量」です。
ダクトレール自体は耐えられる総重量の照明しか使っていなくても、一か所に照明を集中させると重くなってしまいます。
ダクトレールのその箇所だけに歪みなどが発生する可能性があるため、注意が必要です。
安全性にも注意して、ダクトレール照明をおしゃれに活用しましょう。
まとめ
ダクトレール照明とは、ダクトレールにつけて使うタイプの照明です。
ダクトレール照明にはおしゃれさや自由度などのメリットがあり、上手く活用することで、自分流を追求できる魅力があります。
ただし、利用に際してのデメリットや注意点もあります。
おしゃれさと安全を両立させて使いましょう。