話題のタンクレストイレって本当にいいの?メリット・デメリットを検証!

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話題のタンクレストイレって本当にいいの?メリット・デメリットを検証!

今話題のタンクレストイレ、皆さん気になっていませんか。

「タンクレストイレって掃除が楽だと聞いた!」
「オシャレな人はタンクレストイレに変えている!」
巷でこのような声をよく聞くようになりましたが、実際のところ皆さん「タンクレストイレって本当にいいの?」と思っているのではないでしょうか?

今回はそのような皆さんの声にお応えして、タンクレストイレって何?そもそもタンクレストイレはどのようなトイレなのか?タンクレストイレの構造からはじまり、メリット・デメリットについても検証します。

タンクレストイレとは?

タンクレストイレ|LUARCH(ルアーチ)

タンクレストイレとは、その名のとおりタンクがないトイレのことです。

従来のトイレには、便器を洗浄するための水を貯めておくタンクがありました。

便器の後方にある四角い部分がタンクです。
このタンクがなくなったことにより、見た目がスッキリしたうえ、トイレ内が広々と使えるようになったのがタンクレストイレの効能です。

タンクレストイレの構造

従来式のトイレは、便器の後ろにあるタンクに水を貯めることによって便器を洗浄していましたが、タンクレストイレの場合は、水道と直結しており、水道水の水圧により便器を洗浄する構造になっています。

従来式のトイレは、一旦タンクに水を貯めてそこから便器へ水を流していましたので、連続で水を流すことが困難でした。
しかしながらタンクレストイレの場合は、タンクに水を貯める必要がないので、連続で流すことも可能です。

またタンクレストイレで流す水の量は1回あたり3.3~5リットル前後と節水仕様となっているのも人気の理由です。

タンクレストイレのメリット・デメリット

タンクレストイレ|LUARCH(ルアーチ)

タンクレストイレは、掃除がしやすい、節水になる、見た目がスッキリしているなどメリットばかり取り上げられていますが、実際のところはどうなのでしょうか。

ここでは、メリットはもちろん、デメリットについてもご紹介いたします。
これを読めば、タンクレストイレが隅から隅まで分かっちゃいます!

タンクレストイレのメリット

タンクレストイレには、4つの大きなメリットがあります。
さっそくそれらのメリットについてみてみましょう。

①節水効果が従来のトイレに比べてかなり高い

従来のタンク式トイレの洗浄に使用される水は、1回につき約13リットルです。

一方、タンクレストイレの場合は、1回につき約3.3リットル~5リットル前後です。

タンクレストイレは、従来型タンク式トイレのおよそ3分の1~2分の1程度の水量での洗浄が可能になっています。
これを一般的な水道代に当てはめてみると、年間15,000円近くの節約になります。

②省スペース、高デザイン性が実現

従来のトイレに比べてタンクがない分、スッキリしているうえ、幅や奥行き・高さなど従来型よりひと回り小さくなっています。
それによりトイレ空間がすっきりとスタイリッシュに見えます。

またデザイン性も高まっていることから、より一層スタイリッシュでオシャレなトイレ空間を演出することができます
オシャレな人はタンクレストイレに変えているというのも納得できますね。

③掃除が楽

従来型のトイレに比べ、タンクレストイレは掃除がしやすい形になっています。
でこぼこした部分やちょっとした段差をなくしたりするなど設計段階から掃除がしやすいように工夫されているうえ、素材にもこだわっています。

従来型のトイレは、陶器などでできていました。
陶器は、一見ツルツルに見えますが、実は目に見えない小さな凸凹があります。

そのため、その凹凸部分に汚れが付着し、掃除をしても取りにくいという難点がありました。
各メーカーではこの点にも着目し、汚れが付きにくい素材かつ汚れを落としやすい素材を開発し便器に採用したのです。

設計や素材に工夫を凝らし汚れにくく掃除がしやすく進化したのがタンクレストイレです。

④便利な機能が盛りだくさん

メーカーによって搭載されている機能は異なりますが、タンクレストイレには様々な機能が搭載されています。

  • 人がトイレに入った段階から汚れや臭いを抑える機能が作動
  • あらかじめ水を流して便器に汚れが付きにくくする機能
  • 使用していないときには便座を温める機能はオフになり使用するときだけ便座を温める節電効果の高い瞬間暖房便座
  • リラックスできる音楽が流れる機能
  • 便器内の泡により便器のハネをなくすための機能

このほかにもどんどん便利で魅力的な機能が開発・搭載されています。

タンクレストイレのデメリット

ご覧のようにタンクレストイレにはさまざまなメリットがあることがお分かりいただけたと思います。

しかしながら、デメリットもあります。
ここからはタンクレストイレのデメリットについて包み隠さずご紹介いたします。

①停電時にリモコンで水を流せない

タンクレストイレは、水を流す際に電気を使用しバルブを開閉する構造になっています。
よって災害などにより停電したときには、電気が使えないため水を流せなくなります。

手動での対応で排水することはできるのですが、水をためる際に電気を使っているメーカーの場合などは、バケツに汲んだ水を流すなどといった対応が必要となります。

乾電池で使用できるメーカーもあります。

各メーカーごとに仕様が違いますので、停電時のトイレの流し方についてはよく確認しておくことをおすすめします。

②手洗い場がない

従来型のトイレには、タンクがついていたため、手洗い場が設けられていました。

タンクがないタンクレストイレには、当然手洗い場が付いていません。
トイレ内に手洗い場がほしい場合は、別途コストとスペースが必要になります

③水圧の高低によって設置できない場合がある

タンクレストイレは、水道管に直接つなぎ、便器に水を流します。
そのため、マンションの高層階など水圧が低いご家庭では設置できない場合があります。

設置検討の際には、お住まいの水圧についてもお調べすることをおすすめします。

④故障の際に不便

タンクレストイレの特徴の一つにウォシュレットと便座の一体化が挙げられます。

これが実現したためよりスッキリしたデザインになっているのですが、この点についてはメリットでもありデメリットでもあります。

従来型トイレの場合にはウォシュレットが故障したら、ウォシュレットのみを交換することですぐに使用を再開することができました。

しかしながらタンクレストイレの場合は、ウォシュレットが便座と一体化しているので、ウォシュレットが故障の際には、ウォシュレットのみの交換ができずメーカーに直接修理依頼を出さなければならなくなります。

修理が完了するために時間も手間もお金もかかってしまうというのが難点です。

まとめ

オシャレでスタイリッシュなイメージのタンクレストイレについて、隅から隅まで包み隠さずご紹介いたしました。

タンクレストイレには、オシャレで掃除がしやすいといったメリットのほかにもたくさんのメリットがあることがお分かりになったと思います。

これを読んで、より一層タンクレストイレに変えたいと思った方も多いことでしょう。
たくさんメリットがある一方でデメリットも幾つかあることもお分かりいただけたと思います。

何にでも物事には、メリットもあればデメリットもあります。

上記に挙げたメリット・デメリットをトータルで見ていただき、ご自身のライフスタイルや価値観に合った選択をされることをおすすめします。

専門医によると、人間は一日に少ない人で一日に3~4回、多い人で一日に7~8回トイレに行くそうです。
一日に何度も使用するトイレ、ご家族が多いとそれだけ使用頻度も高くなります。

個人的に言えば、より快適にトイレを使用するためには、タンクレストイレをおすすめいたします。
トイレのリフォームをお考えの方は、ぜひ検討なさってみてください。

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